2022年3月4日金曜日

▶ガンジーの言葉

 マハトマ・ガンジーは1869年10月2日生まれ。インドは長い間、イギリスの植民地でした。ガンジーはチャルカ(糸車)を通してインドの独立を訴えまし た。国民一人一人が糸を紡ぎ、布にして生活の糧にする。そうした精神的・経済的自立なくして、インドの独立はあり得ないと考えました。ガンジーは「非暴 力・不服従」の独立運動でインド独立の父と呼ばれるようになりました。ガンジーは1948年1月30日に暗殺されましたが、その平和に対する考え方は、今 でも世界中の人たちに受け継がれています。その中から、ほんの一部ですが彼が語った言葉をご紹介します。(2015.04.19)

A man is but the product of his thoughts. What he thinks, he becomes.
(人間は思考の産物だ。その人が考えている通りの人間になる。)

Freedom is not worth having if it does not include the freedom to make mistakes.
(もし、過ちを犯す自由がないならば自由を手に入れた価値はない。)

An eye for eye only ends up making the whole world blind.
(「目には目を」という考え方では、世界中の目をつぶしてしまうことになる。)

Honest differences are often a healthy sign of progress.
(率直にいろいろな意見がでる時は、健全に進歩している兆候である。)

To believe in something and not to live it is dishonest.
(なにかを信じておきながら、そのように生きないことは不誠実というものだ。)

The future depends on what we do in the present.
(未来がどうなるかは、あなたが今なにをするかにかかっている。)

There is no path to peace. Peace is the path.
(平和への道はない。平和こそが道なのだ。)

Find purpose, the means will follow.
(目的が見つかれば、やり方はすぐに見つかるものだ。)

Strength does not come from physical capacity. It comes from an indomitable will.
(強さは体力ではなく、不屈の精神から生まれるものだ。)

Hate the sin, love the sinner.
(罪を憎み、罪人を愛せよ。)

You should be the change you want to see in the world.
(この世界中が望む変化に、あなた自身がなってみなさい。)

In matters of conscience, the law of the majority has no place.
(良心の問題に関しては、 多数決の法則は適用できない。)

There is more to life than increasing its speed.
(人生は、速く片付けるだけが能ではない。)

Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.
(明日死ぬつもりで生きなさい、永遠に生きるつもりで学びなさい。)

The weak can never forgive. Forgiveness is the attribute of the strong.
(弱い者は相手を許すことができない。相手を許せるのは、強さの証だ。)

Happiness is when what you think, what you say, and what you do are in harmony.
(幸福とは、あなたが考えることと、あなたが言うことと、あなたがすること、の調和が取れている状態のことだ。)

Man lives freely only by his readiness to die.
(死の準備ができていれば自由に生きられる。)

It is unwise to be too sure of one’s own wisdom. It is healthy to be reminded that the strongest might weaken and the wisest might err.
(自分の知恵を信頼しすぎるのは賢明ではない。一番強い者も弱り、一番賢い者も誤るということを、覚えておくことが健全である。)

A coward is incapable of exhibiting love; it is the prerogative of the brave.
(臆病なものは愛を表明することができない。愛を率直に表明できるものが勇者だ。)

Non-violence is the greatest force at the disposal of mankind. It is mightier than the mightiest weapon of destruction devised by the ingenuity of man.
非暴力は人類に残された最大の力である。それは、人間が発明した最大の破壊兵器よりもさらに強力である。

First they ignore you, then they laugh at you, then they fight you, then you win.
(敵は最初は、あなたを無視する。つぎに、あざ笑い、それから、最後はあなたに戦いをいどんでくる。そうなったら、あなたの勝ちだ。)

You must not lose faith in humanity. Humanity is an ocean; if a few drops of the ocean are dirty, the ocean does not become dirty.
(人間性への信頼を失ってはならない。人間性とは大海のようなものである。ほんの少し汚れても、海全体が汚れることはない。)

I am prepared to die, but there is no cause for which I am prepared to kill.
(私は、いつでも死ぬ覚悟はできている。しかし、私に人を殺す覚悟をさせる大義はどこにもない。)

An error does not become truth by reason of multiplied propagation, nor does truth become error because nobody sees it.Truth stands, even if there be no public support.It is self sustained.
(広く知られていることだからと言って間違いは真実にはならないし、誰もそうだと思わないからといって、真実が間違いにもならない。たとえ大衆の支持が無 くとも、真実は消え去ることはない。)

Be the change you wish to see in other people.
(他人が変わることを望むなら、あなた自身が変わりなさい。)

Each one has to find his peace from within. And peace to be real must be unaffected by outside circumstances.
(お互いの内部にある平和を見つけるべきだ。外から押し付けるものではない。)

Even if you are a minority of one, the truth is the truth.
(たとえ、あなたが少数派であろうとも、真実は真実なのだ。)

God has no religion.
(神は宗教を持たない。)

I can combine the greatest love with the greatest opposition to wrong.
(私は絶大な愛を、間違ったことへの大きな反抗と結びつけることができる。)

I have nothing to teach the world.Truth and nonviolence are as old as the hills.
(私には世界に教えられることなど何もない。真実や非暴力は、あの丘ができたのと同じくらい昔からすでに存在している。)

It is health that is real wealth and not pieces of gold and silver.
(本当の富とは健康のことであり、金や銀のことではない。)

Live simply that other may simply live.
(他の人がシンプルに生きられるように、自分がシンプルに生きろ。)

Mental violence has no potency and injures only the person whose thoughts are violent.
(精神的な暴力に効能はない。暴力を容認する考えを持っている人を傷つけるだけである。)

Never make a promise in haste.
(決してあわてて約束をするな。)

Non-violence is the first article of my faith. It is also the last article of my creed.
(非暴力は私の信念の第一章であり最終章でもある。)

Satisfaction lies in the effort, not in the attainment, full effort is full victory.
(満足感は努力のプロセスの中にあり、結果にあるのではない。努力すること自体が成功することなのだ。)

The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way its animals are treated.
(国の偉大さや道徳的発展は、その国における動物の扱い方を見れば判る。)

There would be nothing to frighten you if you refused to be afraid.
(もし、あなたが恐怖から逃げなければ、あなたを怖がらせるものなど何もない。)

What difference does it make to the dead, the orphans, and the homeless, whether the mad destruction is wrought under the name of totalitarianism or the holy name of liberty and democracy?
(全体主義や自由、民主主義などの神聖な名前でなされても、死人をつくり、孤児をつくり、ホームレスをつくることが、狂った破壊とどんな違いがあるだろう か。)

Whenever you are confronted with an opponent, conquer him with love.
(敵と直面したときは、愛で包み込みなさい。)

You can't shake hands with a clenched fist.
(にぎりこぶしと握手することはできない。)

If I have the belief that I can do it, I shall surely acquire the capacity to do it even if I may not have it at the beginning.
(「自分はできる」と確信を持てば、自分がもっていなかった能力を手に入れることができる。)

Freedom from all attachment is the realization of God as Truth.
(あらゆる執着からの自由とは、神を真理として現実化させることである。)

Earth provides enough to satisfy every man’s need, but not every man’s greed.
(地球は、すべての人が必要なものを供給できるが、彼らの欲を満たしきることはできない。)

Whether humanity will consciously follow the law of love, I do not know. But that need not disturb me. The law will work just as the law of gravitation works, whether we accept it or not. The person who discovered the law of love was a far greater scientist than any of our modern scientists. Only our explorations have not gone far enough and so it is not possible for everyone to see all its workings.
(人類が絶えず愛の法則に従ってきたかどうか私は知らないし興味もない。私たちが認めるかどうかに関わりなく、愛の法則はちょうど重力の法則のように働 く。愛の法則に気がついた人は今日のどんな科学者よりもはるかに偉大な学者だ。私たちの探求がそこまで十分に達していないから、誰も愛の法則が働いている ことを理解できないだけだ。)

All my actions have their rise in my inalienable love of mankind.
(私のすべての行動は、人類への永遠の愛に源を持っている。)

Almost anything you do will be insignificant, but you must do it.We do these things not to change the world, but so that the world will not change us.
(あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変 えられないようにするためである。)

Seven Deadly Sins(7つの大罪)
1.Wealth without work(労働なき富)
2.Pleasure without conscience(良心なき快楽)
3.Science without humanity(人間性なき科学)
4.Knowledge without character(人格なき学識)
5.Politics without principle(原則なき政治)
6.Commerce without morality(道徳なき商業)
7.Worship without sacrifice(献身なき崇拝)

2022年2月21日月曜日

▶月と泥棒

山の登り下りが苦痛になってきた良寛さんが、住み馴れた五合庵をあとに、その山麓にある乙子神社の境内の草庵に移ったのが五十九才のときでした。

無一物の良寛さんが、この草庵に移ってまもない晩秋のある夜、泥棒にみまわれるというおよそ不似合いな事件に遭遇したのです。

良寛さんは、朝早くから托鉢には出たものの、結局子どもたちとの遊びにうつつを抜かしたために、ろくろく布施ももらえずに、くたくたに疲れて帰庵しました。それでやっとお粥の夕餉を済ませると、すぐに床を敷いて、ぐっすり寝込んでしまいました。

ところが、ひと眠りした良寛さんは、部屋の片隅から聞こえる変な物音に、ふと目を覚ましました。すると、手拭いで頬かむりをした一人の男が、恐る恐るあたりを物色しているではありませんか。

明るい月の光が雨戸の隙間から差し込んでいるので、その男の仕業が手にとるように見えます。部屋の隅の米壺に手を入れて、空っぽであることを知った男は、こんどは壁に掛けてある頭陀袋の中を探りだしました。

けれども、その中には、手まりとおハジキ、それに破れ手拭いがはいっているだけで、びた一文の銭も見つかりません。男は、眠ったふりをしている良寛さんの足元に立ちすくんで、なおもじろじろ部屋のなかを見廻しながらつぶやきました。

(この坊主め、なんと貧乏な奴だろう。米のひと握りも銭の一文もないじゃないか。こんなことなら俺の方がまだましだ。しかし、この深夜にひとの家に押し入りながら手ぶらでは帰れない。幸い坊主はぐっすり寝込んでいるようじゃで、こんな汚ないせんべい布団だが、もらって行くとしよう)

そこで彼は、そっと掛布団の端を握って引っ張ろうとしましたが、掛布団の上に足が乗っかって思うように剥がすことが出来ません。

そのとき、さっきから彼の挙動を細目で見ていた良寛さんは、大きく寝返りをうったふりをして、両足でぐっと布団を蹴り下げて布団をからだの外へ投げ出してやりました。

(しめた、これはありがたい)

そんなこととは知らずに喜んだ泥棒は、難なく布団を引き寄せて、それを小脇に抱えると、ぬき足さし足で庵の外へ出ていきました。

良寛さんは、最初に泥棒を見つけたときから目に涙を滲ませていましたが、彼が去ってしまうと改めて熱い涙に咽びました。

 墨染の わが衣手の広くあらば 貧しき人を 覆はましものを

もともと何一つ盗るものの無い良寛さんの住まいです。こんな空っぽの草庵にまで忍び込まねばならない泥棒の苦境を察すると良寛さんは、彼をとがめるどころか心から気の毒に思い、その不憫さに胸がこみ上げてきたのです。良寛さんは善悪に対する相対的な立場を越えて彼の境遇を憂い、その行為を見つめ直したのでした。

一枚ぎりの掛布団を泥棒に盗らせてやった良寛さんは、やがて寒気を覚えるままに敷布団の上に起き直り、寝着の袖で目をぬぐいました。そのとき、ふと膝の上を見ると、窓の戸の隙間からさし込んでいる月の光が、くっきりと美しい一線を画いています。良寛さんは、急いで窓を開けました。

すると、清らかな月が杉の木立の間にぽっかりと浮かんでいるのでした。

(おお、お月さま、あなたは盗られずに済んだ、よかったですのう)

合掌しながら、ひとりごとを言った良寛さんは、すぐに一句を口ずさみました。

 盗人に とり残されし 窓の月

そして良寛さんは、夜もすがら、美しい月との対話をつづけるのでした。

出典:良寛さん 植野明磧著 現代教養文庫

2022年2月12日土曜日

100年のアトリエ

 絵はうまく描こうとしてはいけなんだよね。
自分が見えたものを見えたとおりに正直に描けばいいんだ。
描いた絵を上手いか下手か決めるのは勝手だよ。

私はケチだから頂いた命は簡単には放さないよ。
せっかく生まれてきたんだから、みんな知ってから死にたいと思うんだよね。
年取らないと分からないことはたくさんあるよ。

野見山暁治 100歳

2020年12月17日木曜日

中川一政 もう一度生まれたら

 もう一度生まれたら(中川一政)

私ははじめて生まれてきた。
だから、どう生きたらよいかわからずに這い出した。
どこへ行ってもぶつかる。
ぶつかって間誤ついた。
今度生まれたら、もっと卑屈にならずに堂々と歩けるだろうし、
無駄もしないだろうと思う。
しかし、それはわからない。
矢張りまごついたり、いじけたり、物にぶつかって歩いてゆくのが、
人間というものかと思う。

寅さん「男はつらいよ」主題歌

 寅さん「男はつらいよ」主題歌

歌:渥美清
作詞:星野哲郎
作曲:山本直純

(私(わたくし) 生まれも育ちも 葛飾柴又(かつしかしばまた)です
帝釈天(たいしゃくてん)で うぶ湯を使い 姓は車 名は寅次郎)

(人呼んで フーテンの寅と 発します)

俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ
わかっちゃいるんだ 妹よ

いつかおまえの よろこぶような
偉い兄貴に なりたくて

奮闘努力(ふんとうどりょく)の 甲斐も無く
今日も涙の

今日も涙の 日が落ちる
日が落ちる

ドブに落ちても 根のある奴は
いつかは 蓮(はちす)の花と咲く

意地は張っても 心の中じゃ
泣いているんだ 兄さんは

目方(めかた)で男が 売れるなら
こんな苦労も

こんな苦労も かけまいに
かけまいに

男とゆうもの つらいもの
顔で笑って

顔で笑って 腹で泣く
腹で泣く

(とかく 西に行きましても 東に行きましても
土地 土地の お兄貴(あにい)さん お姐(あねえ)さんに
ごやっかい かけがちなる 若造(わかぞう)です)

(以後 見苦しき面体(めんてい) お見知りおかれまして
向後万端(きょうこうばんたん) ひきたって
よろしく おたの申します)
https://www.youtube.com/watch?v=qjd-4rrX1K8

■Vol.14星野哲郎(作詞家)                    1999年7月15日(木)
1925年9月30日生まれ山口県
 渥美清さんを追悼し 映画『男はつらいよ』がテレビに続き、映画館でも上映されている。オープニングで、あのメロディーに乗って、渥美さんの歌声が流れると、ファンは切々と伝わる寅さんの心情に涙する。作詞を担当した星野哲郎さん(70)=写真=は、40年にわたって4000曲の演歌を作詞した大御所だが、これだけ息の長い歌は珍しいという。映画とは別の、もうひとつの『男はつらいよ』物語。
 星野さんが、当時フジテレビプロデューサーの小林俊一氏から依頼を受けて、テレビドラマ「男はつらいよ」主題歌を作詞したのは昭和43年のこと。急いで書いてくれ、といわれ、ドラマの粗筋を基に4、5日で書いた。当時はファクスもないから、速達で送った。受け取 ったという返事だけで、何の注文もなかったから、テレビから渥美さんの歌声を聴くま で、本当に使われるのかな、と思ったくらいです」 星野さんが当時イメージした「寅さん」は、「けんかっ早くて、一生懸命。でも、やるこ となすことうまくいかない。いわば大変な人」というもの。それに加え、妹さくらへの甘 い夢を重ね、素直に表した。
 「2番に、♪目方で男が売れるなら、というのがあるけど、あれは当時、渥美さんが、 大きな人というイメージがあったからなんです。けんかも強いという印象もありました」作曲は山本直純氏が担当した。「やさしいメロディーで、クラシックの人がうまく演歌 を書いたって思いました。渥美さんの歌も、本職の歌手には出せない味わいがあっ て、仕上がりはよかったですね」 ドラマは好評のうちに終了。翌44年、松竹で映画化されたが、主題歌が日本クラウンからレコードとして発売されたのは同45年2月だった。
 「録音の立ち会い、打ち合わせで、十数回は渥美さんと会ったけれど、古風なくらい おとなしい人だった。ただ、(同じコメディアン出身の)坂上二郎さんの歌みたいにヒット しますかね、と話していたのを覚えている。そんなこと関係ないよ、と言ったんだけど、 売れたいと思っていたんでしょうか。渥美さんの歌は日常会話のように、スーッと入っ て、聴く人を疲れさせない。自然で素直な発声でした」 水前寺清子の「365歩のマーチ」、都はるみの「アンコ椿は恋の花」、北島三郎の「函 館の女」、小林旭の「昔の名前で出ています」などなど、星野さんの手になったヒット曲 は数多い。
 これまで「人生の応援歌」を書き続けてきた星野さんだが、特に「男はつらいよ」の♪ 奮斗努力の甲斐もなく--、のフレーズが好きだという。
「ガンバレ、ガンバレじゃないんです。一生懸命にやっても、うまくいかない。そのちぐ はぐさに寅さんの人生がある。そこが、聴く人ごとの人生と一緒に走ってくれる応援歌になるんです」「男はつらいよ」はこれまでにシングルで38万枚が売れているが、決して大ヒットで はない。 しかし、星野さんは、こう話す。
「セールスという数では一番ではないけれど、映画の主題歌としては世界に例のない長寿になった。その点では、私にとってはピカイチの作品です」

2019年10月22日火曜日

二度とない人生だから

作詞 坂村 真民

二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛をそそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳を
かたむけてゆこう

二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないように
こころしてゆこう
どんなにか
よろこぶことだろう

二度とない人生だから
一ぺんでも多く
便りをしよう
返事はかならず
書くことにしよう

二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう

二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめて
みつめてゆこう

二度とない人生だから
のぼる日しづむ日
まるい月かけてゆく月
四季それぞれの
星々の光にふれて
わがこころを
あらいきよめてゆこう

二度とない人生だから
戦争のない世の
実現に努力し
そういう詩を
一編でも多く
作ってゆこう

わたしが死んだら
あとをついでくれる
若い人たちのために
この大願を
書きつづけてゆこう

http://hirose.my.coocan.jp/pdf/jinsei.pdf

2019年3月24日日曜日

本気

「本気」(後藤静香 詩集「権威」)

本気ですれば
たいていな事はできる
本気ですれば
なんでも面白い
本気でしていると
だれかが助けてくれる
人間を幸福にするために
本気ではたらいているものは
みんな幸福で
みんなえらい

「自由」
かぎりなく清くなれ
かぎりなく高くなれ
かぎりなく暖かくなれ
かぎりなく深くなれ
かぎりなく大きくなれ
かぎりなく美しくなれ
制限するな
遠慮するな
天までのびよ